今回の画像は、西鉄バス北九州の6770です。
1992年に路面電車の西鉄北九州線の砂津~黒崎駅前が廃止された際に代替バスとして大量に導入された車輌のうちの1台です。以前は八幡自動車営業所に所属していたようですが、現在は浅野自動車営業所に転属しており、前面の営業所表記も横の社番表記に比べると色が若干異なります。
元々は北九州の1系統の専属で電車代替色になっていましたが、転属の際に西鉄バスの旧塗装である赤塗装に塗り替えられているようです。同年式の同型の車輌でも廃車になっている車輌があるので、この車輌の活躍もこの先あまり長くないのかもしれません。
行き先表示は方向幕からLEDに改造されており、前面・中ドア横・後部の3面に設置されています。ドアについては前ドアが2枚折戸、中ドアが4枚折戸の組み合わせになっています。床はワンステップで、車いすでの乗降にも対応しており、前面・中ドア横・後部には北九州独自の黄色い車いすステッカーが貼られています。車内は中ドアより前が1+1列、中ドアより後ろは2+2列の座席配置になっていると思われます。