今回の画像は、長崎県交通局の8E31です。
県営バス独自の社番の最初(平成の年の下一桁を表す)が“8”になっているので、1996年式だと思われるエアロスターMで、矢上営業所に所属しているようです。この車輌は2009年に京急バスから移籍してきたようで、床はワンステップになっているのが特徴でしょうか。県営バスは最近移籍車が多く入っているようで、それまではいなかった富士重ボディの車輌も入ったとか。
県営バスの新車導入のエアロスターMも在籍していますが、そちらは中ドアが4枚折戸だったり、後折戸だったりするので、エアロスターMで中ドアが引き戸というのは県営バスでは移籍車だけです。塗装は現行の真っ赤なカラーリングになっています。側面窓は逆T字窓が採用されており、京急バス在籍時は側面の行き先表示は前ドアのすぐ後ろ側に設置されていたようですが、県営バスに移籍する際に中ドアの後ろ側に移設されています。
車内は青色系のモケットが張られたシートが並んでいるようで、最前列は1+1列、最前列以外の中ドアより前は一部横向きシート、中ドアより後ろは2+2列の座席配置になっていると思われます。中ドアより後ろの座席についてはハイバックシートが採用されているようですね。長崎スマートカードでの運賃支払いも可能になっており、前面LED横・中ドア横にはそのステッカーが貼られています。