今回の画像は、広島電鉄の16643です。
装着されている「広島22ナンバー」から判断すると1990年式だと思われるいすゞ・キュービックシャーシのB-Ⅰです。広電にはいすゞの一般路線用車輌もそこそこいる印象がありますが、キュービックはおらず西工ボディの車輌のみで、一般路線用の大型の純正ボディのいすゞ車はエルガ以降ということになると思います。
カラーリングについては広電の標準塗装になっています。行き先表示の方向幕は前面・側面(中ドアの後ろ側)・後部の3箇所に設置されており、特に側面の方向幕については広電バスでは標準的な窓1枚分の大型のものが採用されています。側面窓は黒色サッシのメトロ窓が採用されています。
ドアについては前ドアが2枚折戸、中ドアが引き戸の組み合わせになっています。床はツーステップで、車内は中ドアより前が1+2列中心、中ドアより後ろは2+2列の座席配置になっていると思われます。シート自体も緑色系のモケットのハイバックシートが採用されており、ある程度長い時間の乗車でも快適に移動できそうな感じです、広島の路面電車・バス等で使用可能なICカード“PASPY”にも勿論対応しており、前面・側面にはそのステッカーが貼られているのも確認できます。