今回の画像は、九州産交バスの2698です。
1992年式だと思われる日野・セレガで、熊本営業所に所属しているようです。撮影時は別府駅前始発で湯布院バスセンター・黒川温泉・阿蘇駅前・阿蘇くまもと空港・熊本交通センターを経由する熊本駅前行きの九州横断バスくじゅう号で使用されていました。方向幕に九州横断バス用の幕が入っていないのか、方向幕は「九州産交」の表示で固定され、前面・側面の窓に紙を貼って対応していました。
カラーリングは以前「ひのくに号」(福岡~熊本)の専用塗装として西鉄・九州産交で採用されていた「青十字」になっており、この塗装の車輌はかなり減っているので、珍しい印象です。以前は「ひのくに号」を中心に使用されていたということもあって、側面にはひのくに号の広告も貼られています。行き先表示の方向幕は前面・側面・後部の3箇所に設置されています。
ドアは折戸で、側面窓は逆T字窓になっています。車内は横2+2列のリクライニングシートが並んでおり、運転席側の中央床下にはトイレが設置されています。nimocaでの運賃支払いには対応していませんが、TO熊カードでの運賃支払いには対応しているようで、側面にはそのステッカーが貼られています。ただし、九州横断バスにおいてはTO熊カードは使えないのではないでしょうか。