今回の画像は、サンデン交通の170です。
2001年頃に東京都交通局(都営バス)から移籍してきたと思われるいすゞ・キュービックで、北浦営業所に所属しているようです。この車輌は現在サンデン交通に在籍している移籍車の中でも最古参の車輌だと思われ、台数が減ってきている排ガス規制記号が「P-」代の車輌になっています。なので、この車輌の活躍は今後あまり長くないのではないでしょうか。
カラーリングは前面・側面が一般路線用の標準塗装になっていますが、側面については真っ白になっています。これは以前この部分に広告が描かれていた為でしょう。行き先表示のLEDは前面・側面(中ドアの後ろ)・後部の3箇所に設置されています。都営バス在籍時は側面の方向幕が前ドアのすぐ後ろに設置されていたようですが、移籍の際に方向幕からLEDに改造された上で、中ドアの後ろに移設されています。
側面窓は銀サッシの2段窓になっており、ドアは前ドアが2枚折戸、中ドアが4枚折戸の組み合わせになっています。都営バスからの移籍車ということで尺は短めのK尺が採用されています。床はツーステップで、車内は1人掛け中心のローバックシートが並んでおり、中ドアより前は一部横向きシートになっています。座席のモケットは下関柄のものが採用されています。