今回の画像は、鹿児島市交通局の1698です。
1987年式だと思われるいすゞ・キュービックシャーシのB-Ⅰ(58MC)で、北営業所に所属しているようです。撮影時は北営業所前始発で玉里団地・冷水峠・市役所前・金生町・天文館経由の鹿児島中央駅行きの4番線で使用されていました。この車輌は製造から既に20年以上が経過しており、「鹿22ナンバー」の車輌はかなり少ない印象。鹿児島市営バスの車輌の中でもかなり古い車輌です。
カラーリングは鹿児島市営バスのツーステップバスの標準塗装になっています。行き先表示のLEDは前面・側面(中ドアの後ろ)・後部の3箇所に設置されています。導入当初の行き先表示は方向幕でしたが、後にLEDに改造されています。前面の方向幕は元々は系統番号と行き先が分かれた分割式のものが採用されていましたが、LED化改造の際に分割式ではないものになっています。
桜島からの火山灰対策で、前面窓が1枚窓になっていたり、側面窓にメトロ窓が採用されていたりするのが鹿児島のバスらしい特徴でしょうか。ドアは前ドアが2枚折戸、中ドアが4枚折戸の組み合わせになっています。床はツーステップで、車内は中ドアより前が1人掛け中心、中ドアより後ろは2+2列中心の座席配置になっていると思われます。シートのモケットには緑色系のものが採用されているようです。