今回の画像は、鹿児島市交通局の1694です。
装着されている「鹿22ナンバー」から判断すると、1987年式だと思われるいすゞ・キュービックシャーシのB-Ⅰです。撮影時は冷水峠・金生町・鹿児島中央駅・法文学部前・県庁西経由の鴨池港行き11番で使用されていました。鹿児島県内ではかなり数を減らしている「鹿22ナンバー」車であり、鹿児島市営バスの車輌の中でも最古参になるのではないかと思われます。
前面のカラーリングはツーステップバスの標準塗装になっていますが、側面には昨年10月に開催された「市電・市バスゆーゆーフェスタ」の際に多くの人の手形が押された手形ペインティングになっています。現在も鹿児島市営バスに在籍する「鹿22ナンバー車」には手形ペインティングバスが多い印象。行き先表示については元々は方向幕でしたが、後にLED化改造が行われています。
桜島からの降灰対策で前面窓には1枚窓、側面窓にメトロ窓が採用され、鹿児島らしい印象。ドアは前ドアが2枚折戸、中ドアが4枚折戸の組み合わせになっています。床はツーステップで、車内は緑色系のモケットが張られたシートが並んでいるようです。日本バス協会のステッカーは側面窓の1番前に貼られているのを確認することが出来ます。