今回の画像は、昭和自動車の523です。
1993年式だと思われるセレガFCで、唐津営業所に所属しているようです。撮影時は唐津フェリーターミナル始発で唐津大手口BC・嬉野IC・諫早IC経由の長崎駅前行きレインボー壱岐号で終点の長崎駅前(県営バスターミナル)到着後、長崎県交通局長崎営業所まで回送されるところでした。レインボー壱岐号は2008年頃から使用される車輌が中型車に変更されており、中型車の高速バスというのは珍しいように思います。
カラーリングは高速バス用の標準塗装になっています。この車輌は以前は普通の貸切車として活躍しており、レインボー壱岐号で使う為に路線化改造が行われています。行き先表示の方向幕についても貸切車として使われている時には無かった装備だと思いますが、現在は前面・側面に設置されています。側面窓は全てT字窓になっています。
ドアにはスイングドアが採用されています。車内は横2+2列のリクライニングシートが並んでおり、トイレは設置されていません。整理券発行機や運賃表なども取り付けられています。日本バス協会のステッカーについてはドアと側面窓の間に貼られているのも確認できます。ナンバープレートがかなり新しいですが、移籍車ではなく昭和バスが新車として導入した車輌で、最初は福岡ナンバー区域に配置されていたようです。