今回の画像は、熊本電気鉄道の702です。
装着されている「熊本200ナンバー」から判断すると、2009年頃に熊本電鉄にやってきたと思われるいすゞ・キュービックシャーシのB-Ⅱ(96MC)です。撮影時は菊池温泉始発で富の原・辻久保・御代志・化血研前・通町筋経由の交通センター行き北3系統で使用されていたようです。この車輌は最近全国的に移籍例が増えている高槻市交通部からの移籍車で、熊本だと電鉄の他に産交にも高槻市営バスからの移籍車が在籍しています。
カラーリングは一般路線用の標準塗装になっています。行き先表示のLEDは前面・側面(中ドアの後ろ)・後部の3箇所に設置されています。新製時の行き先表示は方向幕だったと思われますが、後にLED化改造が行われています。熊本電鉄では自社発注車を中心に後部のLEDに前面のもの並大型のものを採用していますが、この車輌は標準サイズのものが採用されています。
側面窓は逆T字窓で、前ドアは2枚折戸、中ドアは引戸の組み合わせになっています。床はワンステップで、ワンステップ車ということが高槻市営バスの車輌が全国的に移籍例を増やしている理由の1つでしょうか。日本バス協会の会員証は前ドア横の腰部に貼られているのが確認できます。