今回の画像は、鹿児島市交通局の829です。
装着されている「鹿児島200ナンバー」等から判断すると、1996年式だと思われる日産ディーゼル・UAシャーシの富士重工7Eです。撮影時はかごしま水族館前始発で天文館・鹿児島中央駅・天保山・市民文化ホール前・県庁前経由の鴨池港行き16番線で使用されていました。
カラーリングは一般路線用の旧塗装になっており、前面・側面には広告枠も設けられています。行き先表示のLEDは前面・側面(中ドアの前)・後部の3箇所に設置されており、新製当初の行き先表示は方向幕だったと思われますが、後にLED化改造が行われています。
側面窓はメトロ窓で、前ドアは2枚折戸、中ドアは4枚折戸の組み合わせになっています。前面窓が1枚窓になっているのもこの頃の鹿児島市営バスの車両の特徴でしょうか。床はツーステップで、車内は中ドアより前が1人掛け中心、中ドアより後ろは2+2列中心の座席配置になっていると思われます。シートのモケットには緑色系のものが採用されているようです。