今回の画像は、長崎自動車の3603です。
社番から判断すると1996年式だと思われるブルーリボンで、桜の里営業所に所属しているようです。長崎バスのブルーリボンの中にはオプションでセーフティウィンドウを備えている車輌も在籍していますが、それは1998年式以降のようで、1996年式のこの車輌はまだセーフティウィンドウは設置されていません。
カラーリングは長崎バスでのツーステップ車の標準塗装になっています。行き先表示は導入当初は方向幕でしたが、LEDに改造されています。前面・後部のLEDは方向幕時代と同様に分割式風の表示になっています。側面のLEDの周囲には黒いフィルムが貼られていますが、これは方向幕の時に大型の分割式の方向幕だったことが影響しているようです。
ドア配置も前後ドアになっており、共に2枚折戸を採用しているのは長崎バスのツーステップ車では標準的な組み合わせです。側面窓は銀色サッシの2段窓が採用されています。床はツーステップで、車内は2+1列中心の座席配置になっていると思われます。ICカードの長崎スマートカードでの運賃支払いも勿論可能になっており、前面・側面にはそのステッカーも貼られています。