今回の画像は、熊本電気鉄道の547です。
2007年頃に熊本電鉄にやってきたと思われるいすゞ・LRシャーシのB-Ⅰ(58MC)です。この車輌は元々は神戸市交通局に在籍していたようですが、この車輌を含めて2台(547・548)が移籍してきています。熊本には首都圏からのを中心に多くの移籍車がいますが、神戸市交通局からの移籍車は熊本電鉄のこの2台だけだと思います。
カラーリングには熊本電鉄の標準塗装が採用されています。神戸市交通局在籍時の行き先表示は方向幕でしたが、移籍時にLEDに改造されています。神戸市交通局在籍時には側面の方向幕は窓1枚分の大型のものが採用されていたようです。後部のLEDには大型のものは採用されず、標準的な大きさのものが採用されています。後部のLEDも大きい車輌が多い熊本電鉄ですが、移籍車では標準サイズのLEDが多い印象。
側面窓は逆T字窓で、ドアは前ドアが2枚折戸、中ドアが4枚折戸の組み合わせになっています。床はワンステップで、車内は中ドアより前は1人掛け中心、中ドアより後ろは2+2列の座席配置になっていると思われます。座席のモケットは神戸市営バス時代と変わらないものになっているようです。