今回の画像は、広島電鉄の53940です。
装着されている「広島22ナンバー」等から判断すると、1988年式だと思われるブルーリボンで、仁保営業課に所属しているようです。撮影時は県庁前始発で八丁堀・広島駅・東本浦経由の向洋新町行き4号線で使用されていました。この車輌は広電バスの中でもかなりの古参の部類に入るでしょうか。
カラーリングは一般路線用の標準塗装になっています。行き先表示の方向幕は前面・側面(中ドアの後ろ)・後部の3箇所に設置されており、側面の方向幕は窓1枚分の大型のものが採用されています。側面窓はこの頃の広電バスでは標準的なメトロ窓が採用されています。
ドアは前ドアが2枚折戸、中ドアが4枚折戸の組み合わせになっています。床はツーステップで、車内は中ドアより前が1+2列、中ドアより後ろは2+2列の座席配置になっていると思われます。シート自体は緑色系のモケットのハイバックシートが採用されているようです。PASPY等のICカードによる運賃支払いも可能になっており、前面・側面にはそのステッカーが貼られているのが確認できます。