今回の画像は、長崎県交通局の8E33です。
県営バス独自の社番の最初(平成の年の下一桁を表す)が“8”になっているので、1996年式だと思われるエアロスターMで、矢上営業所に所属しているようです。この車輌は2009年に京急バスから移籍してきたようで、床はワンステップになっているのが特徴でしょうか。
長崎県営バスは今まで他社からの移籍車は殆どいなかったのですが、2009年に突如京急バスからエアロスターMが3台、横浜市営バスから7Eが移籍してくるなど、急に移籍車が増えています。路線用だけでなく貸切車でも高年式の車輌(セレガーラやKL-代のエアロクイーン等)も移籍してきています。
県営バスの新車導入のエアロスターMも在籍していますが、そちらは中ドアが4枚折戸だったり、後折戸だったりするので、エアロスターMで中ドアが引き戸というのは県営バスでは移籍車だけです。塗装は現行の真っ赤なカラーリングになっています。側面窓は逆T字窓が採用されており、京急バス在籍時は側面の行き先表示は前ドアのすぐ後ろ側に設置されていたようですが、県営バスに移籍する際に中ドアの後ろ側に移設されています。
車内は青色系のモケットが張られたシートが並んでいるようで、最前列は1+1列、最前列以外の中ドアより前は一部横向きシート、中ドアより後ろは2+2列の座席配置になっていると思われます。中ドアより後ろの座席についてはハイバックシートが採用されているようですね。長崎スマートカードでの運賃支払いも可能になっており、前面LED横・中ドア横にはそのステッカーが貼られています。