今回の画像は、岡山電気軌道の910です。
1991年式だと思われるエアロミディMKで、岡南営業所に所属しているようです。岡電バスは大型車が主力なので、このような中型車は現在4台しか在籍していないようです。撮影時は93番の新保西行きで使用されていましたが、83番の新保・万倍行きとこの93番新保西行きは中型車しか使わないので、主にこの2路線の専用車として活躍しています。
塗装は岡電バスの旧塗装が採用されており、今後現行カラーに塗り替えることは無いと思われます。行き先表示は導入当初は方向幕でしたが、現在は3面ともLEDに改造されています。側面のLEDは岡電では標準的なフリーパターン式のものが採用されており、表示の自由度は高くなっています。
ドアについては前ドアが2枚折戸、中ドアが引き戸の組み合わせになっています。側面窓には銀色サッシの2段窓が採用されています。床はツーステップで、車内は中ドアよりまえが1+2列、中ドアより後ろは2+2列の座席配置になっていると思われます。岡山の路面電車・バスで使用可能なICカード“Hareca”にも対応しており、前面と側面(中ドア横)にはそのステッカーも貼られています。