今回の画像は、広島交通の638-92です。
側面に記載されている社番から考えると1992年式だと思われる日産ディーゼル(現UDトラックス)・UAシャーシの7Eで、大林営業所に所属しているようです。撮影時は広島バスセンターを通らない、広島駅発八丁堀・祇園出張所前・下古市・可部経由の桐陽台行きで使用されていました。
広島交通には西工ボディの車輌が多く在籍しているイメージがありますが、富士重工ボディの車輌も結構な数が投入されているようですね。首都圏からの移籍車についても7Eボディの車輌が多いようですし。塗装は広島交通の標準塗装が採用されており、広交らしくホイールベースは長尺になっています。
ドアについては前ドアが2枚折戸、中ドアが引き戸の組み合わせで、側面窓には黒色サッシのメトロ窓が採用されています。行き先表示の方向幕は前面・側面(中ドアの後ろ側)・後部の3箇所に設置されており、側面の方向幕は窓1枚分の大型のものになっています。床はツーステップで、車内は中ドアよりが1+2列、中ドアより後ろは2+2列の座席配置になっていると思われます。座席については赤色系のモケットのハイバックシートが採用されています。広島の路面電車・バスで使用できるPASPYにも対応しており、そのステッカーも貼られています。