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北九州~別府・大分の高速バスが新設

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10日ほどまえに西鉄などの公式サイトで発表され、他のブログ等で知っている方も多いと思いますが、6月11日から土日祝日を中心に北九州~別府・大分の高速バスが西鉄バス北九州大分交通・亀の井バスの共同運行で新設されることになりました。

個人的には以前から「北九州~大分の高速バスがあれば良いのに」と思っていたのですが、東九州道等の全通後になるだろうと勝手に思っていたので、まあ北九州~大分で一般道の区間も多く存在する今の時期にこの路線が新設されるのはかなり意外でした。

北九州~別府・大分ではJR九州が運行している特急ソニックがライバルとなります。特急ソニックは昼間は1時間2本運行されており利便性は高いですが、対する今回される新設される高速バスは1日4本ということで、利便性ではソニックが勝っているように思います。

所要時間についてもソニックは小倉~大分で行橋・中津・別府のみに停車する便は約1時間20分で、高速バスが小倉駅前~大分(トキハ・フォーラム前)で2時間55分ということを考えると、高速バスの半分の時間で特急は移動出来るということで、速達性でもソニックに軍配が上がるのではないでしょうか。

高速バスがソニックに勝てる点は運賃のみで、小倉~大分の4枚回数券で比べると高速バスは1枚当たり1750円、ソニックは2450円になっています。この700円の差が所要時間・本数でソニックに負けている高速バスの唯一の長所になるような気がします。

北九州からあと別府への観光利用が少しは見込めるように思いますが、大分・別府からだとショッピングでの利用なら高速バスの所要時間が1時間近く短くて本数も多い天神に流れてしまうような気がします。このようなことから考えると、北九州~別府・大分の高速バスは今の時点では乗客がかなり少なくなりそうな印象。ただ、東九州自動車道が全通した時には大化けするかもしれないので、この路線の今後に期待です。



※今回の画像は、小倉駅前の高速バス乗り場に貼られている北九州~別府・大分線の広告です。