海峡を越えた先には

発車標・バスの画像を掲載しています。

市営バスに喧嘩を売ってる?

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今回の画像は、鹿児島交通のキュービックに書かれている、市営バスに喧嘩を売っているような言葉です。側面の画像についてはトリミングを実施した為にナンバーが見えませんがこちらも【鹿児島200か・802】です。

【官より民です】【民営鹿児島交通 赤字補填はありません】などの文字を見ると、個人的には鹿児島交通(いわさきグループ)が市営バスに喧嘩を売っているようにしか思えません。実際、いわさきグループは市営バスに対抗する形で明和線だったり玉里団地線に参入したりしてますし。

この画像を見ると「市営バスよりも民間(鹿児島交通いわさきバスネットワーク等)の方が絶対良いんだ」と主張しているようにしか思えず。「官より民」というのは横須賀出身の某元首相を思い出してしまいます。確かに民間のバス事業者の方が公営バスに比べるとコスト削減が出来るというメリットもありますが、公営バスだからこそ地域の方の足を維持できる側面を持っていると私は考えています。

最近では公営バスの路線・車輌が民間バス事業者に移譲される例が増えています。例えば、姫路市営バスの路線が神姫バスに移譲されたり、尾道市交通局の路線・車輌が第3セクターのおのみちバスに移管されていることなどが挙げられます。その逆に、民間バス事業者が撤退した路線を地方自治体がコミュニティバスとして運行していることも最近は多くの例があると思います。

これらのことから考えると、民間・公営の双方にはメリット・デメリットの両方が存在し、どちらが完全に良い・悪いと言うことは出来ないと考えています。バス業界が厳しい状況に置かれている現在、地域の足を守る為に民間・公営の両事業者が協力することが重要だと私は考えています。なので、今回の画像のような民間事業者による一方的な喧嘩を売っているように見える宣伝はあまり良くないのではないでしょうか。

上で書いた自分の意見は綺麗事のように思われるかもしれませんが、このブログを見ていただいている皆さんの意見をお聴かせいただければ幸いです。